諦めのポエム

冬。国内学会の総合大会の季節。間に合わん!

自己紹介

自己紹介。情報工学系修士1年。研究テーマは前回の投稿みたいな話をやっていきたいというところです。

そしてあまりにも進捗が爆発してしまったので、ここに反省文を書こうという気持ちです。こんなもの書いてる暇があったら研究計画を立てろ。すいません。

研究テーマは学部の卒論から変更して、心機一転2年間持たせられるネタをということで、今のテーマに落ち着きました。私の所属する研究室は、ほとんどがひとり1プロジェクトかつ放置系なので、自分で分野を探して自分で勝手に始めていく必要があります。もともとは DBMS でも作ろうと思って入った研究室でしたが、新規性のある提案を何ひとつ思いつかず、学部も修士も全然違う分野をやっています。

私の弱みは「新規性のある提案を何ひとつ思いつかず」がすべてを物語っています。現状に満足しがちで、課題感がない。その上、知識の幅の狭さ、社会経験の少なさで、社会課題へのアンテナもありません。そんな中からひねり出せるアイデアは、レッドオーシャンで性能バトルをするくらいになってしまいがちです。現在の研究テーマはなんとかレッドオーシャンを回避しているような気がしますが、結局課題解決というより性能バトルな感じになってしまっています。本当は、もっと具体的な課題を用意して、それに絞った研究をすることで、成果を出しやすくするべきなのでしょうが……。

「何もしてないのに多忙」

研究が進みません。研究しなくてはいけないという気持ちがあります。だから忙しいなぁと思います。で、今日どれだけ進んだっけ? 進捗ゼロですね。みたいなことをもう数ヶ月続けています。1ヶ月に1回まわってくる進捗発表の直前1週間だけ馬鹿力が出ます。

そんな逃げ方をしていたら、もう冬でした。

プレッシャーの原因は、ほとんど自分自身によるものです。可処分時間を研究に使っていたらこれくらいできるだろうという高い期待がありました。今までの成功体験がありました。奨学生として相応な成果を出さなければという気持ちもありました。プレッシャーが高まると、基本的には馬鹿力が出ます。しかし、本当に間に合いそうにないときは、ただただ無力になり、苦しい気持ちだけが残ります。

たぶんこれが、初めての失敗体験になります。

あこがれ

なんであんなに時間を、1日をうまく使えるんでしょうかね。

パワフルな人は、朝起きて、作業をして、朝食を食べて、作業をします。なぜ、あなたの仕事は終わらないのかなんかがいい例です。

それに比べて私は……、と思うものです。授業開始ギリギリまで寝て、授業を受けて、終わったら寝て、カクヨムを読んで、やっとPCに向かってSNSを眺めて、最後に作業に手を付けるのは深夜、みたいな生活をしています。たまにまともな生活をすることもありますが、作業に集中するあまり深夜になっていて、翌日からは逆戻りです。結局、集中できてしまったときに制御できなくなり、その反動で悪化する、を繰り返しており、規則的な生活でコンスタントな成果を出し続けることができません。

コロナが悪かったのか?

コロナのせいにしたいが、もしコロナが流行ってなかったとしても、成果が出ていた自信は……ないかな。

ただ、学部の頃の進捗は、「ついで研究室」に頼っていたのは事実です。授業を受けるために大学に行き、授業後は閉館時間まで研究室に居る。そうして、研究を進めるか雑談をするか以外にできない環境に身を置き続けることで、自分で自分を制御しなくても、研究が進む環境がありました。そして、院生生活もそのように進めていく予定でした。

しかし現状はリモート授業になってしまいました。すると先にも挙げたように、授業が終わったらすぐサボれる環境が出来上がっています。その結果、研究について考え、作業を進める時間は大幅に減ったように感じます。時間を区切ったり、週報を書いたりする試みもしましたが、これも「集中できてしまったときに制御できなくなり、その反動で悪化する」のパターンに陥ってしまいました。

講義なんてオンラインでも何でもいいんですけれども、「ついで研究室」ができないことが院生にとっては非常に問題だと感じました。給料も出ないのに、自宅で自分を制御することは難しい。皆さんがどのくらい同じ苦しみを感じているかはわかりませんが、私には難しすぎました。

おわりに

自己管理能力のなさがコロナで炙り出されてしまった、と言えばいいのでしょうか。今までの人生であまり失敗を経験せず、ぬるま湯の中で過ごして来てしまったので、今この状況で、まさに苦しいという感情になっています。

今できることは、目標を下げに下げまくり、それに自分と教授を納得させることかなと思います。

口ではプライドなんてないよみたいなことを言ってきた記憶がありますが、それはプライドが邪魔をするほどの失敗をしたことがなかっただけのような気がします。高すぎる自分への期待を、適切に制御する方法が、今後必要なのでしょうけれど、今はまだその技術を手に入れる方法がわかりません。